ロードバイク×歴史散策|関東城跡巡り
ロードバイク×歴史散策|関東城跡巡り
サイクリングと城巡り 2つの趣味を両立する
こんにちは。
ロードバイクを持つようになると、移動距離が増えますよね。関東地方の真ん中あたりに住む筆者は、四方八方をロードバイクで走るようになりました。
筆者は歴史も好きで、特に戦国時代前半を最も好んでいます。この時代は城や砦が多く存在しており、今は跡地となっていますが、その遺構を見て回るのが趣味なのです。
このロードバイクと城跡巡りの相性は非常によく、二つの趣味を同時に満たせるのです。「巡る」系の趣味の場合、移動することが前提ですからね。
そこに気づいた筆者は、二年ほど前から本格的にロードバイクで城跡巡りを行っています。
さらに関東地方は平野が大半なので、非常に走りやすいのが利点です。
引用元:https://sengokumap.net/castle-map/kanto-region/
都道府県ではなく、旧国名の行政区分で
現在では、一般的に都道府県が用いられていますが、城が現役だった昔は律令制に基づいて設置された旧国名による行政区分が使われていました。
城も昔の行政区分を意識した位置にあることが多く、そこを考えながら見て回るのはロマンがあると思っています。
ちなみに、関東地方を構成していた国は8種類あり、総称で「関八州」と呼ばれています。
①上野国(こうずけ)…………現在の群馬県
②下野国(しもつけ)…………現在の栃木県
③常陸国(ひたち)…………現在の茨城県(南西部を除く)
④武蔵国(むさし)…………現在の埼玉県、東京都、神奈川県北東部
⑤下総国(しもうさ・しもふさ)…………現在の千葉県北部、茨城県南西部
⑥上総国(かずさ)…………現在の千葉県中央部
⑦安房国(あわ)…………現在の千葉県南部
⑧相模国(さがみ)…………現在の神奈川県(北東部を除く)
【関東旧国地図】
引用元:https://www.nippon.com/ja/japan-data/h01036/
武蔵国編:関東城跡巡り
筆者の出身地は武蔵国ですので、早速、埼玉県川越市の「川越城」に行ってきました。
自宅からの距離は15kmほどなので、ロードバイクだと1時間ほどあれば着きます。
川越城は、関東七名城・日本100名城に選ばれている関東を代表する城の一つです。
この城は、1546年に相模国の後北条氏と古河公方足利氏・山内上杉氏・扇谷上杉氏連合軍の間で起きた河越城の戦いの舞台であることで有名です。
戦いの結果は、後北条氏約10,000が足利・両上杉連合軍約80,000に大勝するという関東の歴史を大きく変えるものでした。
現在では、小江戸とも言われる観光客の多いのどかな町でありますが、476年前にそんな大きな戦があったことは想像もつかないことでしょう。
しかし我々の想像のつかない・想像力でつくられるものが歴史であり、そこが歴史の面白みではないでしょうか。
今回はここらへんで、、、また次回お会いしましょう。