【峠巡り】埼玉の飯能市に謎の峠!|標高700m|こくぞうとうげ??|虚空蔵峠|埼玉県飯能市|クライミング|峠情報
辛いだけがクライミングじゃない。ご利益がありそうな峠とは…?
標高700mにある虚空蔵峠に到着。「きょくうくらとうげ??」まず読めない。読めない漢字に対する頭の中のモヤモヤは、なかなか峠に辿り着かない、苦難の道のりで抱く感情に似て非なるものがある…
埼玉県飯能市|虚空蔵峠|標高700m
この峠の読みは?
虚空蔵峠と書いて、こくうぞう峠と読む。
読めない字はネット検索する気が無くなるもの、なので、この峠を目指してヒルクライムをする輩はそう多くないとみられる。
日常生活ではなかなか触れない言葉だが、意味を調べてみると、仏教用語だった。
虚空蔵菩薩という菩薩様の略称で、人々に幸福を授ける菩薩様とのこと。
虚空蔵峠へ
虚空蔵峠まで漕ぐ
虚空蔵峠に付くと、上の写真にあるように休憩所がある。少しここで休んで、奥武蔵グリーンライン上にある峠を攻めても面白い。
正丸トンネル手前を右折
この国道299号線(高麗川沿い)を右折することなく直進する虚空蔵峠には行けない。
2㎞近くある車幅の狭いトンネルに突入してしまう。
トンネル走行はとても危険だ。出来れば避けたい。正丸トンネルを右へが合い言葉だ。
この峠の注意点|虚空蔵峠
凸凹・横断溝に注意
路面の凸凹・横断溝隙間に要注意だ。凸凹に関してはリム打ちを誘発する可能性がある。パンクした状態で峠を登るのも下るのも危険である。注意して上っていただきたい。筆者は山の中でパンクをした経験があるが地獄の道だった。受難こそ喜びという思想を持っていたが、故障による苦難は辛いだけであった。
飯能市立吾野中学校の素晴らしい案内板。製作当時の彼らは何歳くらいになったのだろうか。
ここでは、案内板以上にお伝えしたいことがある。
峠を攻めるときにしばし見かける横断溝だ。グレーチングという金属製の格子状の構造物だ。
ヒルクライムは重力抵抗の受難を楽しむことだ。抵抗に関しては上の画像をクリックして頂きたい
ヒルクライムでは、トルクの伝わりやすい、大きなギアを使う。
トルクが伝わる分、摩擦の少ないグレーチング上では、タイヤがスリップしやすくなる。
山の気温は変わりやすく、結露も相まって、金属表面はいつも以上に滑りやすい。要注意である。
筆者も「東京ヒルクライム成木」というレースで転んだことがあります…
自然があるから楽しめる
峠に向かう道中には、この美しい自然をいつまでも大切に!という飯能市のメッセージが掲げられている。
SDGsが叫ばれる昨今だが、この看板の朽ちた感じを見るに、
SDGsが流行るよりも以前からメッセージを発信したいたかのように思う。
この道を通る人は、都会の道に遥かに比べたら少ない。
しかし、自然の中で、自然の大切さを叫ぶこの看板は、
都会の中かに掲げられる「持続可能な社会の実現」の看板よりも、
遥かに、その主張が肚に落ちる。
サイクルジャージの環境負荷に関する記事は、上の画像をクリックしてください。
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