【一問一答】乳酸が溜まっちゃうとヤバいって本当ですか？

2021.03.17

どうもGENTZ開発・販売担当の大道です。乳酸って悪い奴だと思ってませんでしたか？実はそこまで悪い奴じゃないかもしれません。

質問_乳酸が溜まっちゃうとヤバいって本当ですか？

回答：ヤバくないです。寧ろエネルギー源になります。

解説

乳酸は疲労物質ではない

よくスポーツを趣味とする人々が、「乳酸溜まっちゃってさ…」という会話をしているのを見かけることはありませんか。正直、ちょっと言ってみたいなと思う自分もいます。あのフレーズはなんかやってる感があってカッコいいですよね。しかし、乳酸が貯まることは、良いことのようです。逆に疲労を防ぐ為に、筋肉を利用した際に出てくる酸性物質なのです。

こんなに面白い動画なのに全然再生回数が無い。皆さん是非見てくださいね！

乳酸は速筋を使う時に発生する

ロードバイクでは、全力スプリントをするときに乳酸が出ます。速筋という瞬発的な動きを作り出すときに利用する筋肉を使うと乳酸は出ます。どんなときかというと、呼吸するのがつらいくらいの全力スプリントをしている時かなと思います。もう少し具体的に言うと、速筋でエネルギーを発生させるときに、ミトコンドリアが機能します。ミトコンドリアは、体内の糖を分解し、エネルギーを作り出します。その分解時に乳酸が発生します。糖が無くなると逆に乳酸が出なくなってしまいます。乳酸が無くなるとある意味一つのエネルギー源を失うことになってしまいます。

乳酸はエネルギー源になる

乳酸は疲労物質で蓄積されるようなイメージがありますが、しかし、体内に乳酸が発生して一時間後には、乳酸は体内から消えてしまいます。なので、発生した乳酸は身体のどこかで消費されていることになります。さぁ、どこで消費されているか。それは、遅筋で消費されているのです。遅筋と言えば、有酸素運動に向いている筋繊維です。ということは、乳酸は持久系スポーツをする上でエネルギー源にできる物質ということになります。エネルギー源となるということは、乳酸を疲労物質と言い切ることは難しいかもしれません。

最後に

乳酸溜まってるって言ってる人がいたら、「良かったじゃん」と伝えてあげてください。そして、「もっと走れるぜ」と言ってあげましょう。そもそも、筋肉が疲れたなぁと思った時に乳酸が出たと思うことすら結構怪しいかもしれません。逆に、糖がなくなってきて、エネルギー源がないよーというシグナルこそが疲労を感じる切っ掛けなのかなと思ったりします。疲れたらバナナを食べましょうｗふむ、疲労に関してもっと深堀した記事を作ってみようと思います。